水素の分類 a Classification of Hydrogen

水素の分類(業界マップ)

近年、健康・美容を目的として水素水を中心に「水素」が話題となっています。これら「水素」と呼ばれるものは何か?といえば「水素=ガス(気体)」です!新たなエネルギーとして論じられる「水素」も同様です。その水素を生体内に運ぶために、液体や固体に水素ガスを含有させたり、または医療関連機関では、水素ガス発生装置により直接水素ガスを吸引したりしています。それらを以下に分類しました。

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水素=ガス(気体)

各種素材(基材)

① 水素ガス吸引(直接)

  • 水素ガス吸入器 (現時点で医療機器申請を通過したものはない)

② 水(液体)

  • 水素水(主にアルミパウチ)
  • 水素水サーバー
  • 水素水生成器(浄水器型・ハンディ型)
  • 水素発生スティック(簡易型水素発生装置)

③ 粉末(固体)

  • サンゴ系(サンゴ、牡蠣殻、ホタテ等含む)
  • 鉱物系(シリカ・ゼオライト・岩塩・水素化マグネシウム等)
  • HCP

水素の分類(それぞれの特徴)

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水素=ガス(気体)

各種素材(基材)

① 水素ガス吸引(直接)

  • 漏れがない
  • 持ち運び困難
  • 吸引は医療行為(通常の生活環境で扱う類のものではない)

② 水(液体)

  • 水分摂取は重要な要素
  • 摂取量は豊富だが、水素の視点だけで考えると漏れやすい
  • 一気に多量飲める環境では効果的

③ 粉末(固体)

  • 携帯性に優れている
  • 摂取量は限られるが、水素の保持力高い。
  • 体内環境で持続的に水素ガスが発生する。

サンゴ系
ミネラル・金属類豊富。微量ストロンチウム等も検出。これらが還元電位計や体感に影響する。主に食品添加物。

鉱物系
多量に水素を発生するものもあるが、素材組成、製造時課題、安全性等不透明要素あり。

HCP
素材の抽出行程および組成がサンゴと異なる食品分類。吸収し難い結晶構造。不純物が著しく少なく均一。素材の影響少ない(安全性高く、水素の作用だけを見積り易い)。水素量も均一。

水素の指標分類(水素量測定機器の違い)

 

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水素=ガス(気体)

ガスクロマトグラフ(GC)

よく使用される単位
~ppm、~μL/g、~% etc
(ちなみに、1ppm=1000ppb)
使用例
気体中の特定のガス濃度を測定
特徴
一番正確。水素以外の要素を排除して、水素のみを直接測定する。気体あるいは気化させた液体・固体試料成分ガスを分離させて測定する

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その他、水素の存在証明に利用されている方法

①溶存水素計(簡易型)

よく使用される単位
~ppm
使用例
液体中の水素濃度を測定。

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特徴
液中に含まれる還元物質に反応して数値化されることがある。水素以外の影響で数値化される可能性があり、溶存水素計で数値化された同じ素材をGCで測定した場合、検出されないこともある。あくまで簡易型。

②酸化還元電位計(ORP)

よく使用される単位
±~mv
使用例
液体中の酸化、還元性を測定。

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特徴
酸化力・還元力の指標。水素イオンだけでなく、あらゆる元素や化合物 酸化力・還元力を示す。つまり、水素以外に含まれる化合物等の影響で数値化される可能性がある。
※それぞれ分析の原理原則が異なり、横並びの比較は困難だが、水素ガスの測定において、不純物の影響なしに水素だけを純粋に測定できる方法としては、ガスクロマトグラフによる測定が最も優れている。(世界標準)

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